2016年4月14日木曜日

日本の技術を海外に発信

公明新聞:2016年4月10日(日)付
公明が連携して推進
国際義肢装具神戸大会向け 省庁連絡会議を設置
日本の優れた先端技術を世界に発信―。2019年に神戸市で開催される国際義肢装具協会(ISPO)世界大会(10月7日~10日)に向け、政府は関係省庁間で情報共有を図り、大会と関連イベントを支援する関係省庁連絡会議を先月25日に設置した。

ISPO世界大会は、世界約70カ国の医師や義肢装具士らが参加し、リハビリテーション用のロボットなどの先進技術についての発表のほか、発展途上国への義肢装具のサービスの普及や教育などが話し合われる予定。

同大会の翌年に行われる20年の東京五輪・パラリンピックへ向けて、兵庫県はISPO世界大会期間中にパラリンピック応援イベントを開催。パラリンピアンの実演パフォーマンスの披露や、パラリンピック競技に使用する特殊な義肢や車いす、装具についての器具展示などを行う。また神戸市は、日本の介護ロボットを世界に売り出すため、介護ロボットの見本市の展示を行う予定だ。

16年3月の参院内閣委員会で公明党の山本香苗さんは、ISPO世界大会を東京五輪・パラリンピックのプレ大会に位置付け、兵庫県や神戸市などで構成される推進委員会に「関係省庁がオブザーバーとして参加し、サポートする体制をつくるべき」と訴えてきた。

また、公明党の同県議と同市議も、世界大会の誘致や周知徹底を議会質問などで取り上げ、推進してきた。