2017年3月30日木曜日

◆参議院厚生労働委員会で質疑に立ちました。

         
 参議院厚生労働委員会で質疑に立ちました。冒頭、一昨日、他人の細胞から作製されたiPS細胞でできた網膜細胞を世界で初めて移植成功したことについて塩崎大臣に質問。
 今回の移植成功をきっかけにiPS細胞による再生医療の実用化が大きく加速化できるよう、さらなる後押しを要請致しました。
 患者自身の細胞ではなく、他人の細胞からあらかじめiPS細胞を作っておけば移植までの時間を短縮でき、コストも抑えられ、多くの患者さんに対応できるようになります。これを可能にするのが、まさに今まで一生懸命取り組んできたiPS細胞ストック構想です。
 昨年末、臍帯血からiPS細胞を作る過程でミスがあった可能性があるため出荷停止となりました。現在、再発防止策を講じて、作製が再開されておりますが、早期に良質な臍帯血由来のiPS細胞が出来ればさらにストック構想が進みます。引き続きしっかりフォローして参ります。