2016年7月15日金曜日

◆健康医療福祉履歴管理サービス「ポケットカルテ」


京都医療センターで、今回の参議院選で初当選した熊野せいしさんと地元京都の山口府議、大道市議とともに健康医療福祉履歴管理サービス「ポケットカルテ」と地域共通診察券について、北岡有喜先生からじっくりお話を伺わせていただきました。
「京都に素晴らしい仕組みがある」と私に教えて下さった西宮の被災者支援システム全国サポートセンターの吉田センター長と笠原羽曳野市議も同席してくれました。
この仕組みを考案・開発された北岡先生はもともと工学部で学んでおられたとのこと。その後、様々な理由があり、医学部へ。医師として、またエンジニアとして、自分自身が、患者自身が望む最適の医療を提供したい、医療費の質を下げることなく、医療費を少しでも削減できないだろうかと約20年以上前から取組を始められたと伺いました。
現在、ポケットカルテの登録者は五万人を超えていますが、このカルテにより患者本人が自分自身の診療・投薬履歴など健康・医療・福祉履歴情報を生涯にわたり管理することができます。その際、医療機関等がすでに使用している電子カルテを活用することから、この仕組みを新たに取り入れたとしても医療の現場でも新たな負担が生じないそうです。そして、地域共通診察券があれば、災害や旅行先で倒れたりした場合等緊急時にも、最適な診療に速やかにたどり着くことができます。また、私も医療機関ごとの診察券を何枚も持っていますが、共通診察券があれば何枚もの診察券を持ち歩く必要も無くなります。
北岡先生は、‪#‎ポケットカルテ‬ を情報銀行、‪#‎地域共通診察券‬ をキャッシュカードに例えられておらましたが、この仕組は、本来、医療など健康情報は個々人のものであるにもかかわらず、個々の医療機関毎に管理され、本人が管理できていない、必要な時に利活用できないという現状を大転換する素晴らしい仕組みです。
この仕組は京都からスタートし、現在、近隣府県や神奈川、愛知へも横展開が進んでいます。今後、より多くの地域・医療機関等での導入・活用を進めていくことが重要ですが、北岡先生曰く、まだまだ周知が十分できていないとなこと。
この仕組は2014年 ‪#‎地方創生に資する地域情報化大賞総務大臣賞‬ や ‪#‎厚生労働省‬ の 健康寿命をのばそう!アワードを受賞しており、国としても、今年度、この仕組みを導入したいという自治体を支援するためのICTまちひとしごと創生事業を立ち上げています。今後、地方議員の皆さんとも連携しながら、全国展開を図っていけるよう頑張ります‼︎
(ポケットカルテ 御参考)
https://pocketkarte.net/g_top.action