2019年11月14日木曜日

厚生労働委員会



本日、参議院厚生労働委員会において、ハンセン病元患者家族に最大180万円を支給する補償法案と、名誉回復を図るハンセン病問題基本法改正案の2法案を念頭に置きつつ、質疑に立ちました。


本日の参院厚生労働委員会で全会一致により可決され、明日の参院本会議で可決、成立する見通しです。加藤厚生労働大臣からは、本日の質疑の中で、来年1月末には補償金を支給できるよう作業を進めているとの答弁がありました。 


本日の質疑に先立ち、国立療養所多磨全生園を訪問し、入所自治会の皆様とも懇談させて頂きました。14歳の時に入所し、78年間施設で過ごしておられる平沢会長から、今なおふるさとに戻れない、両親の墓参りもできない、実家で家族とお茶の一杯でも飲みたい-そうしたお話を伺い、心が締め付けられるような思いになりました。


しかし、決してこうした状況を恨むのではなく、許す心をもって、命の大切さを伝える啓発活動を行っているというお話を伺い、心を打たれました。


補償金の速やかな支給とともに、差別偏見の解消等ハンセン病問題の真の解決に向け、全力で取り組んで参ります。


#山本かなえ

#厚生労働委員会

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