大気不安定 京都市で82ミリの猛烈な雨 NHK 8月16日 13時20分
前線の影響で西日本から東北にかけての広い範囲で大気の状態が不安定になり、京都市では猛烈な雨が降っています。気象庁は土砂災害や低い土地の浸水などに警戒を呼びかけています。
気象庁によりますと、九州から本州付近に延びる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、西日本から東北にかけての広い範囲で大気の状態が不安定になっています。
この時間は近畿などに発達した雨雲がかかり、京都市では午後0時半までの1時間に82ミリの猛烈な雨を観測しました。
また午後0時半までの1時間に大阪・能勢町で60ミリ、兵庫県三田市で58.5ミリの非常に激しい雨が降りました。
これまでの雨で、京都府と大阪府、兵庫県、滋賀県、それに富山県では土砂災害の危険性が非常に高くなっている地域があります。
前線が停滞するため、大気の不安定な状態は17日にかけて続く見込みで、西日本から東北にかけての広い範囲で局地的に雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
17日の朝までに降る雨の量はいずれも多いところで、近畿と四国で150ミリ、中国地方と北陸で120ミリ、東北で100ミリと予想されています。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、急な川の増水に警戒するとともに落雷、それに竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。