公明新聞:2016年1月28日(木)付
デイジー教科書製作者らでつくる団体は26日、文部科学省で馳浩文科相に同教科書の普及や利用促進などを要望した。公明党の山本香苗参院議員が同席した。
デイジー教科書は、教科書の内容をデジタル化し、パソコンなどで音声再生と文字の拡大表記などを同時に行う。発達障がいなどで読みが苦手な子どもが文字を認識することで自信がつき、学習意欲の向上につながる効果があるとされ、利用者は現在約3000人。
席上、団体に所属する日本障害者リハビリテーション協会の野村美佐子情報センター長らは、4月に障害者差別解消法が施行となることから、障がい者向けの教科書確保などの重要性を強調。デイジー教科書への財政措置や全国統一の形式の作成などを求めた。
馳文科相は、デイジー教科書の有効性に理解を示し、「開発・普及に努めていきたい」と答えた。
デイジー教科書は、教科書の内容をデジタル化し、パソコンなどで音声再生と文字の拡大表記などを同時に行う。発達障がいなどで読みが苦手な子どもが文字を認識することで自信がつき、学習意欲の向上につながる効果があるとされ、利用者は現在約3000人。
席上、団体に所属する日本障害者リハビリテーション協会の野村美佐子情報センター長らは、4月に障害者差別解消法が施行となることから、障がい者向けの教科書確保などの重要性を強調。デイジー教科書への財政措置や全国統一の形式の作成などを求めた。
馳文科相は、デイジー教科書の有効性に理解を示し、「開発・普及に努めていきたい」と答えた。