2018年2月12日月曜日

◇福井へ

      
 昨晩遅くに滋賀から福井に移動。多少の遅延はあったものの、どうにかたどり着き、今日は朝から熊野参議院議員、西本県会議員と下畑、島川、菅生福井市議とともに大雪の視察へ。
 福井では今年に入って何度かすでに寒波に見舞われていましたが、2月4日からの大雪は昭和56年以来の記録的な大雪となりました。今回の雪害によりお亡くなりになられた方々に心からお悔やみを申し上げるとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
       
 国道8号線で1000台を超える車が立ち往生する事態は、自衛隊の災害派遣などによりどうにか解消されましたが、いまだ生活道路の多くは除雪作業が続いており、圧雪道路は凸凹がひどく、通行が困難です。その上、昨日から再び雪が降っています。明日に向け、さらに雪が強まるとのこと。さらなる警戒が必要です。
           

 そうした中、ガソリンなど生活物資の状況も2、3日前よりは改善しつつありますが、生活道路の除雪が進んでいないため、基幹ガソリンスタンドから燃料が届かず、今日の時点でも休業しているガソリンスタンドもあり、スーパーでは一部商品が棚薄の状況もありました。
雪かきしても持っていく先がないと多くのお叱りの声をいただき、排雪場も福井県市あわせて17箇所と増やしていますが、そこまで運ぶダンプトラックが足りない状況があります。

その他、農林水産業においても甚大な被害が発生しています。福井市内で青年海外協力隊の経験を生かしつつ、意欲をもって創意工夫を凝らし地域を創り上げる農業活動を行っている農園たや(http://www.nouentaya.com/)では、37棟のうち現時点で13棟のハウスが倒壊など被害が発生。融雪装置も設置し、頑丈な鉄骨のパイプを入れるなど幾重にも雪害対策をとっていたにもかかわらず、急な大雪に倒壊を防げなかったそうです。現在、なんとか県外の出荷先に安定出荷できるよう、残されたハウスでベビーリーフなど懸命に作っておられるお話を伺いました。なかなかこうした農業被害は報道でとりあげられていませんが、しっかり対応していかねばなりません。
また、同じく福井市内で6次産業にも頑張っておられるアジチファーム(http://ajichi.jp/)でも、多くのハウスが倒壊しており、そこに置いていた育苗に大切な床土が水に濡れ、まもなく始まる育苗に間に合わないと頭を抱えておられました。福井県では、現時点で392棟のハウスが倒壊、福井市内では約130棟倒壊という数字を把握されていましたが、これが全てではありません。その上、現地に行って初めて知ったのは、福井県では昨年の台風21号でもハウス園芸で被害が発生しており、その修理も終わらないまま今回も被害を受けており、このままではやっていけないという切実なお話も直接お伺いさせていただきました。
 こうした視察をした後、東村福井市長、西川福井県知事から今回の大雪に関する要望書を受け取りました。福井県では、ふるさと納税の枠組みの中で、以下の通り、今回の大雪に関する支援を呼びかけています。

本日の視察で様々な課題をしっかり認識させていただきました。お忙しい中、また、大変な中ご対応してくださった皆様、本当にありがとうございました。
今回の視察内容は党内で共有し、政府に要請してまいります。頑張ります!