2014年8月4日月曜日

【まいど!かなえ 2014年8月4日(月)】『別れが遠くなる町』北海道遠別町の学校ICT教育視察

【まいど!かなえ 2014年8月4日(月)】

今日は北海道へ。


稚内空港周辺風景
サロベツ湿原にて説明を受ける



稚内空港からサロベツ湿原を視察した後、稲津 久衆議院議員の地元・遠別町へ。

 この町は北限の稲作地帯。明治時代に福井県越前市から入植した方々が苦労の末に最北の米作りに成功したとのこと。福井県と 繋がりがあることを今回の視察をきっかけに初めて知りました。

遠別町では、70年代には6000人を越えていた人口が今では3000人を切っています。その上、都会と異なり、塾や教育施設もほとんどありません。

こうした中、遠別町では笹川洸志町長のリーダーシップの下、ICTを活用して、学力向上、教育格差解消を目指す取組がなされています。
笹川 洸志 遠別町長
 視察団長 稲津 久 北海道本部代表
実際に子どもたちが授業で利用しているipadを使用中
小学校低学年用かんじ ゆびドリル
 漢数字「十」をゆびドリル中


具体的には、平成25年度からすべての小中学校の子どもたちにタブレット端末が貸与されています。先生たちをITが得意な地域おこし協力隊(今年度からは地域おこし協力隊としての任務終了後にNPO法人を立ち上げ、定住されています)がサポートをしてくれています。

遠別町立小学校と中学校の校長先生、教頭先生から実演を含めタブレットを使った授業についてご説明頂きました。その中で具体的な課題も伺いました。




教育分野での地域おこし協力隊が活躍してくれている例はほとんどありません。こうした形での活躍も推進していきたいと思います。

その他、遠別町は2011年度に町内全域に光回線を整備し、テレビ電話を活用した高齢者の見守り支援なども行っています。

人口減少社会においても、教育や町の絆を維持するために大変参考になりました。



その後、移住交流支援センターへ。センターでは今、将来、移住を考える方ならば宿泊体験一泊1000円で利用ができます。↓詳細はこちら。申し込みが必要です。
http://www.town.embetsu.hokkaido.jp/ijuu/people/



 https://www.facebook.com/chiiki.embetsu

この移住交流支援センターは上記の地域おこし協力隊員OBの皆さんが立ち上げたNPO法人が管理運営を町から委託されています。


 

『別れが遠くなる町』遠別町。このキャッチも地域おこし協力隊員の方々が考案され、モデルも兼ねておられます。

遠別町まで来てよかった!と思った一日でした。

遠別米最中(お餅が入っている最中です☆)