4月15日、兵庫県立リハビリテーション中央病院(神戸市西区)の陳隆明ロボットリハビリテーションセンター長とナミねぇこと竹中ナミさんとともに、塩崎恭久厚生労働大臣に2019年国際義肢装具協会(ISPO)世界大会誘致へのレター発出に対する御礼とともに誘致活動への支援等を求める要望書を届けて参りました。
陳センター長はISPO日本支部会長であるとともに、ISPO本部の理事。陳センター長によると、ISPO世界大会の参加者は、全世界の医療・福祉・リハビリ関連領域の人々であり、先進国のみならず発展途上国からも5000人を超える多くの参加者が集まるとのこと。
初のISPO世界大会が開催されたのは1989年・神戸。その30年後となる2019年に再び神戸で開催したいと熱望されています。今年の7月には最終決定しますが、なんとか実現してもらいたいと思います。
また、その際、筋電義手の研究開発の第一人者である陳センター長は、塩崎厚生労働大臣に対し、筋電義手を使うための訓練施設の充実に加え、国家戦略として研究開発に取り組むことも要請。
筋電義手とは筋肉が動く際に生じる微量の電気信号を使い、本人の意思で指を開閉でき、上肢がない人にとっては唯一の機能的な義手とのこと。私もナミねぇとともに昨年視察をさせて頂き、大人だけではなく、子どもたちが上手く使いこなしている姿に痛く感動しました。
しかし、陳センター長によると、欧米に比べて筋電義手の普及は遅れており、最先端の義手はドイツなど全て外国製とのこと。そのため、陳センター長は、外国製の150万円かかる筋電義手の費用を1/5程度に抑え、軽くてかつ見栄えのいい、使いやすい国産の筋電義手の開発に取り組んでおられます。また、兵庫県では、井戸知事肝いりで小児筋電義手バンクが昨年立ち上げられ、貸し出しが始まっています。
なんとか筋電義手を必要とする方が使えるようにしていきたい。一議員としても、厚労副大臣としても全力で取り組んで参りたいと思います。