2021年2月12日金曜日

休業支援金・給付金 実質的失業者対策 厚労大臣に申し入れ

【動画】


https://youtu.be/UjLys-U9IjA


先日の予算委員会で稲津衆議院議員が大企業のシフト制労働者等にも休業支援金・給付金の対象拡大を求め、政府は対象拡大の方針を示しました。

しかし、その後、対象期間が今年1月8日以降と示され、これでは多くの方々が支援からこぼれ落ちてしまうと再検討を要請しました。

新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金についての緊急提言

公明党新型コロナウイルス感染症対策本部

公明党雇用・労働問題対策本部

http://www.yamamoto-kanae.com/documents/20210210teigen.pdf


野村総研のコロナでシフト減のパート・アルバイト女性を対象としたレポートについて、8日、公明党雇用・労働問題対策本部等でお話しを伺いましたが、コロナ禍において、シフトが半減し、かつ休業手当なしの実質的失業者が推計で90万人のぼるとの報告を受けました。にもかかわらず、休業手当や休業支援金のことを知らないという方々が6割近くおられ、支援が届いていない実態が明らかになりました。

その上、経済的理由で、この先生きていくのが難しいと感じることが増えている方が二人に一人に及ぶとの調査結果は心に深く刺さりました。

「コロナ禍で急増する女性の『実質的失業』と孤立」

https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/knowledge/report/cc/mediaforum/2021/forum302.pdf

一番しんどかった1回目の緊急事態宣言時期を含めた対象時期の拡大や対象となる方が自らが対象と認識できるような効果的な周知広報など速やかな実施を求めてまいります。

「実質失業」支援が急務  党会合で識者、シフト減の女性巡り 

2021/02/09 公明新聞 2面 

 公明党雇用・労働問題対策本部(本部長=山本香苗参院議員)などは8日、参院議員会館で野村総合研究所制度戦略研究室長の梅屋真一郎氏から、コロナ禍でシフトが減っている女性パート・アルバイトの現状や支援に関する講演を聞いた。

 梅屋氏は、シフトが5割以上減り、しかも休業手当を受け取っていない女性が昨年12月時点で推計90万人いるとの同研究所の調査結果を報告。彼女らは統計上の休業者や失業者に含まれない「実質的失業者」であり、支援が急務だとした。

 また、シフト減に直面する女性パートなどの6割が休業手当や休業支援金について「自分が受け取れることを知らない」と指摘。積極的な広報や相談窓口の設置のほか、応急的な貸し付け・給付などを提案した。

令和3年2月10日 

厚生労働大臣 田村 憲久 殿

新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金についての緊急提言

                       公明党新型コロナウイルス感染症対策本部

公明党雇用・労働問題対策本部 

今般、緊急事態宣言が37日まで延長されたところであり、新型コロナウイルスの感染状況は予断を許さないところである。また、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、雇用情勢も厳しい状況が続いている。

我が党は、これまでも累次にわたり、国民の暮らしを支える支援策について、具体的な提言を行ってきた。これらを受けて、先般、大企業のシフト制労働者等への休業支援金・給付金を適用する政府の方針が示されたが、その対象時期や運用等において更に改善すべき課題がある。

ついては、公明党新型コロナウイルス感染症対策本部並び公明党雇用・労働問題対策本部として、以下の通り、休業支援金・給付金制度について緊急提言する。

新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金については、大企業のシフト制労働者等についても、休業手当を受け取れない場合に休業支援金・給付金の対象とする措置を可及的速やかに実施すること。

対象時期等については、前回及び今回の緊急事態宣言の影響や、今般の第3波に係る都道府県知事による時短要請の状況、雇用調整助成金の助成水準とのバランスなども十分に踏まえて検討すること。

休業支援金・給付金の運用に当たっては、制度の説明ではなく、対象者が自らが対象であると認識し、確実に申請できるよう、LINE等を活用するとともに、官民連携し、労働者・事業者双方に効果的な周知・広報を行うこと。

あわせて事業者の協力が得られるよう、労働局から働きかけを強化するとともに、申請書を提出した後の連絡・調査は申請書の事実確認のために行うものであることを明確にすること。また、具体的な申請方法についても、申請者の立場に立って、迅速に検討し、公表すること。

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